2021-04-08 第204回国会 参議院 環境委員会 第5号
今かなり行われております栄養塩類を供給する実施主体の一つとして下水処理場というのがありますけれども、こちらにおきましても窒素、リンのみを増加させるということで、ほかの汚濁物質はしっかりと処理をしていただくという必要がありますので、それらをしっかりと処理しながら必要なものだけを増やすというような管理をしていただく必要がありますので、下水処理場を始めとした高度な管理能力を持ったところでないとなかなか対応
今かなり行われております栄養塩類を供給する実施主体の一つとして下水処理場というのがありますけれども、こちらにおきましても窒素、リンのみを増加させるということで、ほかの汚濁物質はしっかりと処理をしていただくという必要がありますので、それらをしっかりと処理しながら必要なものだけを増やすというような管理をしていただく必要がありますので、下水処理場を始めとした高度な管理能力を持ったところでないとなかなか対応
この九州農政局の調査結果によりますると、有機汚濁物質の目標、指標でございます化学的酸素要求量、いわゆるCODでございますけれども、水質保全目標値である一リットル当たり五ミリグラムに対しまして、令和元年度におきましては一リットル当たり八・六ミリグラムとなっておりまして、目標は達成していないところでございます。
先ほども少し申し上げましたが、CODとして測定される有機物としましては、河川などを通じて琵琶湖へ流入した汚濁物質のほかに、湖内で発生する植物プランクトンなどの内部生産で発生したもの、あるいは湖の底の泥から溶出してくるものなども想定されます。
湖内では、河川から流入した汚濁物質だけではなくて、複雑なメカニズムによりまして物質の内部生産あるいは変換、移動などが生じており、BODでは測定されないものの、CODとして測定される有機物が増加しているのではないかと考えております。
○政府参考人(高橋康夫君) 琵琶湖の汚濁物質の負荷量の内訳でございますけれども、琵琶湖の湖沼水質保全計画におきましては、処理場系、生活系、産業系、農地系、市街地系、山林その他、それから湖面への降水、雨ですね、そういう分類がされてございます。
今までは、水環境保全とか水質汚濁対策というのは、基本的には水中の中の汚濁物質を減らしていくということに主眼を置いていたことが多かったわけですよね。富栄養化ということで言うんであれば、富栄養化には歯止めを掛けていかなきゃいけないというところに力点があったわけでしょうし、別の言葉で言えば、窒素とかリンは減らしていくんだというところに主眼があったんだというふうに思います。
河川の水質につきましては、汚濁物質を含んだ川底の堆積物の除去などを実施しております。 水辺の環境改善につきましては、地域住民との連携による清掃活動や、ごみの分布状況をまとめたマップの作成によるごみを減らす普及啓発等を行っております。 生物がすみやすい河川環境の創出については、多自然川づくりを全ての川づくりの基本として取り組んでおるところでございます。
そういうことでございますので、また、し尿処理性能も低いということで、合併処理浄化槽、これは両方処理するわけでございますけれども、それの約八倍の有機汚濁物質を排出しております。そういう意味において、水環境の保全のためには単独浄化槽から合併処理浄化槽への早期の転換が必要だというふうに考えてございます。
○関政府参考人 委員御指摘のように、特に長崎湾、諫早湾等の閉鎖性水域におきましては、汚濁物質が湾内に滞留しやすい、あるいは湾内で植物プランクトンが増殖する等々で大変汚濁が進行しやすい、こういう状況にございます。 その対策といたしましては、生活排水をいかに処理するかということが大変重要だと認識しておりまして、政府を挙げて生活排水対策にこの数十年間取り組んだものでございます。
○副大臣(近藤昭一君) 水野委員御指摘のことでありますけれども、海域の水質改善は陸域からの、これ規制している部分でありますが、汚濁負荷を削減するだけではなく、過去の汚濁物質が海底に蓄積している、この影響が大きいということで、非常に長期間にわたる取組が必要であります。また、そうした海底に蓄積していることの影響により環境基準達成率が低いのではないかというふうに考えております。
とともに、昭和六十三年度から、カビ臭の原因物質を酸化分解するオゾン処理装置や吸着等により汚濁物質を除去する活性炭の処理装置といった高度浄水処理施設の整備に対する補助事業を行うなど、カビ臭問題の解決に努めてきたところでございます。
また、湖における湿地等は、魚や鳥類の生息また生育の空間であるとともに、汚濁物質の堆積や植物作用による水質浄化機能など多面的な機能を有していることから、これらの保全、再生は重要なものと認識をしているところでございます。
五 湖沼の水質の効果的な改善を図るため、植物プランクトンの増殖等による汚濁物質の内部生産、底泥からの蓄積汚濁物質の溶出などの内部的要因まで含めた、総合的な汚濁メカニズムについての研究を推進するとともに、技術的評価を伴う施策を実施すること。 六 現行の指定湖沼以外の湖沼についても、未然防止の視点も踏まえ、本法に基づく水質保全対策が実施できるよう、指定湖沼の指定の在り方等について検討を行うこと。
しかしながら、汚濁物質が蓄積しやすいという湖沼の特性に加え、湖沼周辺での開発や人口の増加等の社会的、経済的な構造の変化による汚濁負荷の増加等から、湖沼の水質については顕著な改善傾向が見られない状況にあります。
しかし、汚濁物質はまだまだ増加をしておりますし、湖沼という特性上、閉鎖されていたりするものですから蓄積されやすい、その水質に顕著な改善傾向が見られないと、昨年夏に出された総務省の湖沼の水環境の保全に関する政策評価においても厳しい評価を与えられております。
○政府参考人(甲村謙友君) まず、河川か湖沼かという類型の当てはめの考え方でございますけれども、湖沼につきましては、河川に比べましていわゆる流れが緩いということで、汚濁物質が蓄積しやすいということから、富栄養化等によりまして水の利用の障害も想定されるために、水質の基準の項目といたしまして、河川とは異なりまして、有機汚濁の代表的指標で申しますと、河川は、生物化学的酸素要求量、いわゆるBOD、温度二十度
でそういう水質浄化能力を持つかということでございますけれども、これはヨシやガマといったような水生植物が、湖の富栄養化の原因となる栄養塩類、具体的には窒素だとか燐でございまして、そういうものを吸収することを通じまして湖の中の植物プランクトンの増殖を抑えると、いわゆるアオコの発生等を抑えていくというようなこと、またそういう植物が生えていることによりまして水の流れが抵抗を受けまして、湖の水の中に浮かんでいる汚濁物質
しかしながら、汚濁物質が蓄積しやすいという湖沼の特性に加え、湖沼周辺での開発や人口の増加等の社会的、経済的な構造の変化による汚濁負荷の増加等から、湖沼の水質については顕著な改善傾向が見られない状況にあります。
まず、湖沼は水が滞留するため流入した汚濁物質が蓄積しやすく、水質の汚濁が進みやすい上に、いったん水質が汚濁するとその改善が容易でないという特性があります。これに加えて、農地や市街地等の非特定汚染源からの負荷量割合が相対的に多くなってきている状況にもかかわらず、これまで対策が十分に講じられてこなかったことが挙げられます。
さて、水質の問題といったときに、海の場合、閉鎖性の海域の場合、汚濁物質の総量規制というのが行われているわけですね。日本の場合ですと、東京湾と伊勢湾と瀬戸内海の三つに関してはそういう総量規制を行っているわけですけれども、これは湖沼の場合に適用できないのかなと思うんですが、現行の法律、例えば湖沼水質保全特別措置法などで、現行のこの法律のもとでは総量規制ということを行うことは可能でしょうか。
そういう意味では、海をきれいにするということがいかに大切かということをこの間も見てまいりましたけれども、少なくとも私どもは、陸上からの汚濁物質の流入、これだけは避けなければいけない。
○衆議院議員(今村雅弘君) そういうことではございませんで、まず論より実行ということで、こういった汚濁物質をできるだけ減らしていこうじゃないかということでございます。